独立行政法人国立病院機構 小倉医療センター 乳腺外科

乳腺外科のご紹介

乳癌に対する治療は局所制御するための外科療法と放射線療法、および病態に応じた薬物療法(化学療法、分子標的治療、ホルモン療法)を組み合わせることが必要で、高い専門性が求められます。手術は、術前画像検査や生検により癌の広がりや性質を診断して術式を決定しています。画像診断に関して、2018年10月より80列MDCT、および高い空間分解能の拡散強調像が撮像可能なMRI装置が導入されております。放射線療法についても、2019年2月より強度変調放射線治療(IMRT)も可能な最新のリニアック装置導入によって、より精緻な放射線療法が可能となっております。薬物療法は、ホルモン受容体発現、HER2発現、増殖能(Ki-67)などの生物学的特性などを基にして、日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインのみならず、アメリカのNCCNガイドラインなど最新の情報に沿って行っています。乳癌の化学療法は効果が高い反面、強い副作用が出る場合も多数みられます。化学療法が安全に施行できるように、がん化学療法看護認定看護師を外来化学療法室に配置するなど、きめ細やかに対応しております。
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受付時間等

診療について ・乳房にしこりを触れるなどの自覚症状がある方 ・乳がん検診で精密検査を勧められた方 医療機関からのご紹介は地域医療連携室へご相談ください。
受付時間
月曜日~金曜日 8:30~11:00
電話での問い合わせ
093-921ー8881
検診について ・自覚症状のない、検診をご希望の方 →北九州市マンモグラフィ検診を受診いただけます。 お電話にてご予約ください。

医師紹介

消化器病センター部長

山﨑  徹(やまさき とおる)

専門領域 乳腺外科/消化器外科
専門医等 日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医・指導医 日本乳癌学会乳腺専門医

乳腺外科医長

轟木 秀一(とどろき ひでかず)

専門領域 乳腺外科
専門医等 日本乳癌学会乳腺専門医・指導医 マンモグラフィ読影認定医 評価A JABTS乳房超音波講習会試験A評価 日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構HBOC教育セミナー受講認定 日本外科学会認定医・専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医・指導医 日本遺伝性腫瘍学会 遺伝性腫瘍専門医 日本がん治療認定医機構認定医

外来担当医表

診療実績

施設紹介

遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)などの遺伝性腫瘍について

当院は日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構が、2018年4月から開始した施設認定事業において当院は九州で2ヶ所のみの基幹施設に認定されました。乳癌の5~10%を占める遺伝性乳癌症例やご家族、更には遺伝性腫瘍をご心配される方々に対する遺伝カウンセリング や遺伝学的検査などへの取り組みも強化し、北九州市内の乳腺専門施設からのご相談にも応じております。  はこちら

当院の資格