ご挨拶

院長

NHO 小倉医療センターの理念

“この街には、この病院があるから
住みたいと思われるような病院を目指します。”

基本方針

  • 一 人間性あふれる病院を創ります
  • 一 専門性・独創性を追求し、高度・良質な医療を提供します
  • 一 地域社会と密接な連携を通して、地域社会に貢献します
  • 一 効率性、経済性等を踏まえた病院運営を目指します

2024年10月にホームページをリニューアルしましたので、改めまして国立病院機構小倉医療センター(以下、当院)を紹介させていただきます。

当院は1875(明治8)年4月に小倉城旧城内に開設された営所病院に始まり、約150年の歴史を有する病院です。1899(明治32)年4月に現在地に移転し、文豪森鴎外も軍医としてたびたび当院に視察や指導に足を運んだとされています。第二次世界大戦後の1945(昭和20)年12月には厚生省に移管され、2004(平成16)年4月に独立行政法人となり、現在に至っています。

ニーズに沿った高度医療を提供

診療面では、冒頭の理念と基本方針のもと、組織横断的に取り組んでおります。政策医療として機能付与されている「がん」「肝」「精神」に加え、「成育医療」「内分泌代謝」「骨・運動器」の6機能を中心とした医療を担っており、2009(平成21)年8月には福岡県の地域周産期母子医療センターの指定を受け、リスクの高い妊産婦や新生児などに高度の医療を適切に提供してまいりました。これからも北九州の周産期医療を守るべく、MFICUの設置やNICU・GCUの増床等時代のニーズに沿った医療の提供を行ってまいります。

安心・安全な医療の充実のために

また、更なる安心・安全な医療の充実のために医療DX(電子カルテ、マイナ保険証、電子処方箋)、職員の働き方改革、病院機能評価の更新等を進めてまいります。ハード面では1983(昭和58)年に建築された外来診療棟は築41年と老朽化が進んでおり、病棟と外来管理診療棟とのアクセスが悪く、利用いただくすべての方にご不便をおかけしていますので、建替できるよう努力してまいります。

地域で頼られる病院であり続ける

当院は多くの機能を担っており、地域で頼られる病院であり続けることが我々の使命であり、役割であると考えております。そして、全職員が公的病院としての責務を認識して、その職務を全うしてまいりますので、これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。この病院があるからこの街に住みたいと思われるような病院を目指してまいります。

小倉医療センター 院長 山下博德