診療情報管理室について
診療情報管理室は、小倉医療センターにおける診療記録の適正な管理、運用を行い併せて診療支援、調査研究、教育研修、診療報酬請求等各業務の円滑な遂行が図れるように支援しております。
2005年より診療録管理体制加算2を取得、2010年よりDPC対象病院となり、2015年より電子カルテ運用を開始しました。主な業務内容は診療記録の管理、診療記録の監査、退院サマリー管理、DPCコーディング監査・内容確認、がん登録、スキャン業務、スキャン文書管理、各種統計資料の作成等です。
退職者の方で診療情報等閲覧を希望の方へ
退職者であっても専門医認定や臨床研究などで当院診療情報が必要となる場合があります。 そのような場合は以下の手順で申請をお願いします。
業務内容
記録管理業務
同意書・問診票・他病院からの情報提供書などの紙媒体をスキャナーで電子カルテに取り込む作業をしています。また、スキャン前に不備がないか監査(点検)を実施することにより、質の高い記録を確保し、診療に支障が出ないように取り組んでいます。スキャン後の文書(入院)は1患者1ファイルでターミナルデジット方式により保管しています。また電子カルテ導入以前等の紙媒体カルテの管理も行っています。
記録点検業務
入院診療計画書、退院時要約、手術記録等適正にもれなく作成されているか点検を行っています。退院時要約作成率、記載率、不備内容等診療記録委員会で報告し、マニュアル等配布により質の向上のための啓蒙活動を行っています。
DPC・情報分析業務
退院患者のDPCコーディング監査・DPC調査データの監査・DPCデータを使用した分析資料の作成を行っています。正確なDPCコーディングは病院の運営に欠かせないものであり、診療報酬制度の制度設計といった観点からも重要なものです。DPCコーディング委員会にて詳細不明率の報告、詳細な病名の例示等行い、コーディングの適正化に努めています。また、院内の各部署・各部門と協力し、委員会での活動を通して医療の質向上の為の活動を行っています。
がん登録業務
全国がん登録へデータ提出、遡り調査への届出を行っています。また、年々増加する登録数や新しい治療情報の収集に対応し、正確な登録業務、活用できる情報提供に取り組んでいます。