国立病院機構 小倉医療センター

病理診断科 (臨床検査科-病理・細胞診断部門)

病変がどのような細胞から成り立っているかを検査する部門です。大きく分けて組織検査、細胞診検査、病理解剖の3分野に分けられます。

令和4年度 組織検査 約2300件、術中迅速検査 約70件、細胞診検査 約3800件です。

常勤医師(病理専門医、細胞診専門医)1名、非常勤医師1名、細胞検査士2名、臨床検査技師1名で病理検査全般を行っており、組織診・細胞診を含めて全例をダブルチェックする体制をとっています。また、診断においては久留米大学医学部病理学講座と連携をとり診断精度の向上に努めております。

 病 理 組 織 検 査 

病変のある身体の一部を採取し、細胞や組織の形の変化を肉眼的、顕微鏡的に観察し、病気の診断を行う検査です。生検材料や手術材料が対象になります。必要があれば免疫染色装置にて更に詳しく調べていきます。

また術中迅速検査も行っています。手術中に病理組織学的な診断を得たいときに行われます。病変切除断端の腫瘍の有無、リンパ節転移の有無などを診断し、それにより手術続行の可否や術式の変更が決まる、とても重要でスピードが必要な検査です。

 細 胞 検 査 

細胞検査士を中心に業務を行っています。

病変部から採取した細胞の良性・悪性を診断する、早期癌(がん検診)の発見に欠かせない検査です。診断報告の迅速化に努力を払っています。

 病 理 解 剖 

不幸にして亡くなられた患者の皆様をご遺族の承諾のもとに、生前の診断や治療の効果、病変の進行状態、死因などについて検索を行います。

その結果は、後日直接治療にあたった臨床医(担当医)や他の診断科の先生たちとの合同検討会を行い、今後の医学の進歩へとつなげていきます。

 専 門 医 認 定 施 設 

  • 日本病理学会研修登録施設
  • 日本臨床細胞学会教育研修施設
  • 久留米大学医学部卒前並びに卒後教育のための教育関連診療科

 スタッフ紹介 

病理診断科長 草野 弘宣 (くさの ひろのり)  
専 門 領 域 病理診断 / 細胞診
専 門 医 等 日本病理学会病理専門医 / 日本病理学会病理専門医研修指導医 / 日本臨床細胞学会細胞診専門医 /
厚生労働省死体解剖資格認定
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