診療情報
初診受付 | 月-金 8:30-11:00 (火・木は10:00受付終了) |
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再診受付 | 月-金 8:30-11:00 (火・木は10:00受付終了) |
初診予約 | かかりつけ医から地域医療連携室(TEL:093-921-8881)にご連絡ください。 |
診療科概要
眼科では、白内障や網膜硝子体疾患、緑内障などの手術を必要とする疾患から、視神経炎や原田病などの内科的入院加療を必要とする疾患まで幅広く対応しています。
手術症例は基本的には入院での手術とさせていただいておりますが、患者さんのご希望があれば各種手術とも日帰りでも対応しています。手術は基本的には局所麻酔ですが全身麻酔も可能です。
主な対象疾患
- 糖尿病網膜症
- 黄斑円孔
- 黄斑上膜
- 網膜静脈閉塞症
- 裂孔原性網膜剥離
- 加齢黄斑変性症
- 白内障
- 緑内障
- 麦粒腫
- 霰粒腫
- 内反症
- 翼状片
- 感染性角膜炎
- 視神経炎
- ぶどう膜炎 など
検査・治療
白内障手術
片眼の場合2~3日、両眼の場合は4,5日から1週間程度の入院での治療を行っております。希望者には、日帰り手術も行っています。硝子体手術や緑内障手術との併施、全身麻酔での手術も可能です。患者さんの眼の状態に合わせて各種眼内レンズが使用可能ですが、ほぼすべての手術で保険適応内の眼内レンズを使用しています。多焦点眼内レンズについての相談も可能です。水晶体および眼内レンズの脱臼・亜脱臼に対しては主に眼内レンズ強膜内固定術を行っています。
硝子体手術
裂孔原性網膜剥離、黄斑円孔、網膜前膜(黄斑上膜)、硝子体出血、増殖糖尿病網膜症、眼外傷、黄斑下血種等の各種網膜硝子体疾患に対する硝子体手術を行っています。
強膜内陥術
若年者の裂孔原性網膜剥離に対してはまずは強膜内陥術を行っています。増殖硝子体網膜症等の重症例では輪状締結術と硝子体手術の併施もしています。
緑内障手術
点眼薬やレーザー治療を行っても眼圧が高い方、視野障害が進行する方に対して各種緑内障手術を行っております。当院では選択的レーザー線維柱帯形成術やマイクロパルス波毛様体凝固は設備がなく行っておりません。谷戸氏マイクロフックやナイロン糸を用いた流出路再建術や各種濾過手術を行っています。急性緑内障発作に対してはまずは緊急・準緊急での白内障手術を検討致します。
抗VEGF療法(硝子体内注射)
加齢黄斑変性症や糖尿病黄斑症、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫等に対し、抗VEGF療法を行い、視力維持を目指しています。
小児に対する治療
当院では、小児の診察も行っております。小児の眼疾患として、斜視・弱視、眼瞼下垂、内反症、鼻涙管閉塞症、未熟児網膜症などがあります。下眼瞼内反症や霰粒腫等は入院の上、全身麻酔での手術が可能です。斜視や鼻涙管閉塞、腫瘍、白内障等の加療は他院にお願いすることがあります。未熟児網膜症に対しては主にレーザー治療を行っています。
その他
他の眼科疾患についても対応しています。眼瞼や結膜の腫瘍、眼瞼内反症、眼瞼下垂、翼状片等の外眼部疾患、感染性角膜炎の入院治療、視神経炎、ぶどう膜炎などの入院ステロイド治療など、ご遠慮なくご相談ください。
診療体制
九州大学眼科の関連病院として常勤医3名と応援の非常勤医師で診療に当たっています。
診療方針
内科、小児科などの他診療科と連携し合いながら、患者さんの病状に合わせて治療方針を決定します。
指定・認定施設
日本眼科学会認定研修施設
メッセージ
初診の受付は地域連携室を通しての予約制とさせて頂いております。予約がない場合でも受付時間内の来院であれば診察は可能ですがご連絡を宜しくお願い致します。当日の受診依頼や緊急・準緊急手術が必要な症例につきましても可能な限り対応させて頂きますが、学会等で医師が不在となる場合もありますので、まずはお問合せをお願いします。
ご紹介いただきました患者さまは、治療後、安定しましたらご紹介元の眼科様での経過観察をお願いするようにしています。
(更新:2024年10月)
外来担当医表
眼科診療科ページ
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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能美 典正 海津 嘉弘 浅原 裕樹 |
海津 嘉弘 浅原 裕樹 手術日 |
宮城 美智子 海津 嘉弘 浅原 裕樹 |
能美 典正 熊野・海津(奇数週) 下川・浅原(偶数週) 手術日 |
能美 典正 海津 嘉弘 浅原 裕樹 |
火・木は10:00で受付を終了いたします。
スタッフ紹介
眼科部長
能美 典正のうみ のりまさ
- 専門領域
- 眼科一般
- 専門医等
- 日本眼科学会眼科専門医
- 医学博士
眼科医師
海津 嘉弘かいづ よしひろ
- 専門領域
- 眼科一般
- 専門医等
- 日本眼科学会眼科専門医
- 医学博士
眼科医師
浅原 裕樹あさはら ゆうき
- 専門領域
- 眼科一般
診療実績
手術件数
2023年度 手術件数:814件
白内障手術460件(単独)、硝子体手術224件、緑内障手術49件、強膜内陥術4件、眼瞼下垂・内反22件、眼瞼腫瘍18件、その他(うち、全身麻酔での手術92件)
硝子体手術の申込時病名による内訳
網膜前膜(黄斑上膜)68件、裂孔原性網膜剥離45件、黄斑円孔20件、硝子体出血16件、増殖糖尿病網膜症16件、硝子体黄斑牽引症候群5件、黄斑下血種6件、眼内炎8件、増殖硝子体網膜症3件、水晶体・眼内レンズの脱臼・亜脱臼35件、その他
緑内障手術の術式別内訳
線維柱帯切開術(眼内法)34件、線維柱帯切除術12件、チューブシャント手術3件