国立病院機構 小倉医療センター

放 射 線 治 療 装 置

放射線治療装置

   当院では、2019年より最新の放射線治療装置(Elekta Infinity?)を導入いたしました
装置の特徴として
1. 回転IMRT機能:腫瘍(ターゲット)の形状に沿って照射が可能
2. 定位放射線治療:ピンポイント照射体幹部:「5cm以内・3個以内で、他の転移病巣のない肺癌、肝癌頭頸部:直径 3 ㎝以下
頭頸部腫瘍が適用
3. IGRT画像誘導放射線治療:付属のCT画像を利用して、腫瘍を確認して位置ズレを補正して治療が可能
また、最先端の技術の体表面光学式トラッキングシステム「Catalyst」を導入
カラーマッピングでのセットアップ支援により、被ばくゼロでの位置照合を実現しました。 そのため、放射線を使用せず体表面スキャンにより、体位のゆがみ、ねじれを視覚的に認識、補正、 正確な患者位置照合と自動での寝台補正が可能になりました。
        
1.ほとんどお待たせせずに治療を開始いたします。
2.通院が困難な方は、入院での放射線治療を行います。
申し込み・お問い合わせは、地域医療連携室までご連絡下さい。

放射線治療のすすめかた

① 放射線治療前の診察
    治療計画とは、実際に放射線を照射する前に、最適な範囲や方向を決めるためのものです。
    どの装置を使って、どのくらいの放射線を照射するのか)を決定します。


② 放射線治療計画
    治療計画とは、実際に放射線を照射する前に、最適な範囲や方向を決めるためのものです。
    治療計画に要する時間は30~60分程度で、治療計画が終了すると、治療部位の皮膚にマジックインクで
    しるしをつけます。


③ 毎回の治療
    毎回(土・日・祝を除いた連日)、治療計画時と同じ姿勢・格好で治療台に寝てもらい、治療を受けます。
    治療時間は5~15分程度で終わります。

注 意 事 項

・ 治療期間中は食事、便通、睡眠等に気をつけて規則正しく治療中心の生活を心がけてください。
・ 治療期間中は主治医の指示に従ってください。入浴許可の方は入浴時に照射部位を
    強くこすったり石鹸を使ったりしないでください。また、入浴時は押さえ拭きをするようにしてください。
・ 食事は栄養価が高く、消化の良いものを食べるようにしてください。
・ 放射線が当たっている皮膚(印を書いてある部分とその裏側)は弱くなっていますから傷つけないでください。ばんそうこうや
    湿布薬を貼ったり、ひっかいたりこすったり、クリームを塗るなどは避けてください。かゆみや痛みがひどいときは主治医に
    相談ください。
・ 外出の時は、人混みの中に行くのは、なるべく避けてください。また、照射部位に日光があたらないよう
    に傘、帽子、長袖の服などで皮膚を保護してください。
・ 下着や寝間着類は清潔で刺激の少ないものを着るようにしてください。
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