国立病院機構 小倉医療センター

核医学検査 (RI:ラジオアイソトープ)

RI検査とは

・核医学検査は、ガンマ線という放射線を放出する医薬品(放射性医薬品)を注射または服用してから検査します。
   医薬品はその目的によって骨や脳などの臓器に特異的に集まり、薬から放出されている微量の放射線を専用のカメラで検出し
   画像にすることで、臓器の形状や働き具合(機能)がわかります。

核医学診断装置 シーメンス Symbia E
(平成26年12月~)

検 査 説 明

核医学検査は、骨・脳・心筋・肺・甲状腺・肝臓など臓器別に多くの検査の種類があります。
   ◆ 脳血流シンチでは、主に脳の血流を調べることができ、脳の生理的・機能的情報を得る手段として用いられています。
   ◆ 骨シンチでは、骨折・炎症・骨転移などを診断します。乳がん、肺がんなどの各種がんの治療前や治療後の経過をみるうえで
       欠かせません。X線写真よりも早期に異常所見を発見できる特徴があります。

     
骨シンチ    脳血流シンチ    DAT(ダット)シンチ

検査に要する時間

・ 放射性医薬品は検査種類によって異なり、注射後しばらく時間をおいてから検査をする場合もあれば、
    数日後に行うこともあります。
   検査時間も種類によって異なりますが、ほとんどの検査は20~30分で終わります。前処置を要する場合もあります。
検査種類検査のタイミング検査時間
(画像収集時間)
骨シンチ 注射の約3時間後 20分
脳血流シンチ 検査薬の注射とともに
画像収集開始
約1時間
DATシンチ 注射の約3時間後 30分
レノグラム
(MAG3シンチ)
検査薬の注射とともに
画像収集開始
約1時間

注 意 事 項

・ 妊娠中または妊娠している可能性のある方、授乳中の方は、事前にお知らせください。
・ オムツや尿パッドを使用している方は、事前にお知らせください。
・ 検査中は装置が身体に近づいて撮像します。閉所恐怖症のある方は事前にお知らせください。
・ 核医学検査は完全予約制です。検査に使用する放射性医薬品は有効期限が検査日当日のため、
    当日のキャンセルはご遠慮ください。
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