国立病院機構 小倉医療センター

リハビリテーション 部
理念:良質なリハビリを提供し、地域社会での貢献を目指します。
リハビリテーション部は、清水 敦整形外科医長のもと、
   理学療法士6名、作業療法士3名、言語聴覚士1名が勤務しています。

リハビリテーションに関する Q&A

Q. リハビリテーションって何?

A.

リハビリテーションとは、障がいを持った方々の身体的・精神的・社会的 な問題をできる限り元に戻そうとする考え方です。 あるいは、完全に元に戻 らないとしても、より生活しやすくなるような工夫を提供します。


Q. PT・OT・ST とは?

A.

理学療法士は、Physical Therapist(フィジカル・セラピスト)の頭文字で、PTと呼ばれています。

作業療法士は、Occupational Therapist(オキュペイショナル・セラピスト)の頭文字で、
 OTと呼ばれています。

言語聴覚士は、ST(Speech-Language-Hearing- Therapist)と呼ばれ、言葉(コミュニケーション)や
 嚥下(食べること)に障害をもつ人のリハビリを行います。

Q. 小倉医療センターのリハビリでは、どんな患者さんが多い?

A.

整形外科疾患:骨折した手術前後―足・手・背骨、腰・膝などの関節変形 による障がい、
 骨・運動器系の癌手術後
呼吸器疾患:肺気腫・ぜんそくなどの呼吸器疾患 
外科疾患:乳癌の手術後等、種々の手術後の運動機能回復
内科疾患:糖尿病による障がい、脳血管障害、循環器疾患、治療による安静後の運動機能回復
精神神経科疾患:種々の疾患
小児神経疾患
その他

Q. 入院したら、PT・OTはどんなことをするの?

A.

 病気、ケガ、寝たきりなどで、体が不自由となった人に、体と心の両面から、機能回復と維持に努めます。
実際には、一人一人の状態を調べ、家族の方からの話から、目標を決め適切な治療法を選択して、治療を進めます。退院間近になれば、介護方法や住宅改造など退院後の療養についての相談・助言など全般にわたり幅広く援助します。

Q. 入院したら、STはどんなことをするの?

A.

 評価・訓練を行い、コミュニケーションや嚥下の機能の維持・向上を目指します。また、そのための指導を本人、家族に行い、社会復帰やその人らしい生活が送れるよう支援します。

具体的治療の内容としては

 運動療法
  筋力・関節可動域・バランス能力・痛みの改善(回復)などを通 して、日常の生活(起きる、座る、立つ、歩行など)の
  運動機能を高めます。

 物理療法
  温熱療法、電気療法などにより、痛みや循環を改善させます。

 ADL訓練
  日常で実際使う動作(ADL)について、訓練・助言・指導します。

 家屋改造介助・介護指導
  障がいを持った方と家族の介護現状と将来予測の もとに、その方法を具体的に指導・援助します。

 その他:相談・必要に応じ、援助いたします。

※当院のリハビリテーション部は主に入院患者の方を対象にしております。
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