臨床研究部について

臨床研究部

臨床研究部は、2004年4月に医学・医療の発展に貢献し、国民の健康維持と疾病治療の発展に寄与することを目的として、国立病院の独立行政法人化に伴い、院内標榜として誕生しました。全国の独立行政法人国立病院機構および他の医療関連施設との共同研究を推進し、各政策医療分野を主体とする総合的な臨床研究を行っています。

臨床研究部発足以来、第1号から第20号の研究業績年報を発行し、第4号より医局(医師)以外 (看護部、薬剤部、放射線科、臨床検査科、栄養管理室、リハビリテーションセンター 等)の業績も掲載し、各部門ともそれぞれの特徴を生かしたレベルの高い研究発表を行っています。

理念

私たち国立病院機構は国民一人ひとりの健康と我が国の医療の向上のためにたゆまぬ意識改革を行い、 健全な経営のもとに患者の目線に立って懇切丁寧に医療を提供し質の高い臨床研究、教育研修の推進につとめます。

基本方針

  • 一、迅速で正確な検査結果を提供します。
  • 一、思いやりのある対応を心がけます。

スタッフ構成

研究室 室長 研究内容
臨床腫瘍研究室 河邉 顕 がんの臨床的研究および疫学的研究
病態生理研究室 日髙 孝子 種々疾患の病因および発症機序の解明に関する研究
病態病理研究室 矢野 雄太 種々疾患の病理学病理学的研究
病態画像研究室 野見山 弘行 画像診断法の開発と臨床応用に関する研究
病態治療研究室 趙 成三 種々疾病の治療法の開発および評価に関する研究
治験管理室 大野 拓郎(臨床研究部長) 治験(Ⅱ~Ⅳ相)実施のための各種業務

臨床研究の推進

国立病院機構の140病院のネットワークを活用して臨床研究を進め、診療の科学的根拠となるデータを集積するとともに、 情報を発信し、これらにより、我が国の医療の質の向上を目指しています。具体的には、「ネットワークを活用したEBMのためのエビデンスづくりの推進とそれに基づいた診療ガイドラインの作成」を行うこととしており、そのために大きく分けて、2種類の臨床研究を推進しています。

一つは、「一般臨床に役立つ独自の臨床研究の推進」、すなわち、「国立病院機構が行うEBM推進のための大規模臨床研究」であり、 一般臨床に役立つエビデンスづくりを実施するため、国立病院機構のネットワークを活用した観察研究等を主体とする国立病院機構独自の臨床研究を行うものです。

もう一つは、「政策医療ネットワークを活かした臨床研究の推進」であり、各政策医療分野において、EBM推進のために臨床研究計画を作成し、 これに基づいて臨床研究を行うものです。

公的研究費に係る規定等の公開

倫理審査委員会

倫理審査委員会規定及び構成

倫理委員会委員名簿

委員 氏名 職名 備考
委員長 吉里 俊幸 副院長 医療の専門家等、自然科学の有識者
委員 髙月 浩 統括診療部長 医療の専門家等、自然科学の有識者
大野 拓郎 臨床研究部長 医療の専門家等、自然科学の有識者
丸山 誠二 事務部長 研究対象者の観点も含めて一般の立場から意見を述べることのできる者
後藤 祥子 看護部長 医療の専門家等、自然科学の有識者
古海 和博 薬剤部長 医療の専門家等、自然科学の有識者
林 理恵 副看護部長 医療の専門家等、自然科学の有識者
甲斐 通子 副看護部長 医療の専門家等、自然科学の有識者
川上 浩介 産婦人科部長(医局幹事長) 医療の専門家等、自然科学の有識者
外部委員 中野 昌治 大手町法律事務所 代表弁護士 倫理学・法律学の専門家等、人文・社会科学の有識者
内藤 法徹 浄土真宗本願寺派 明恩寺住職 研究対象者の観点も含めて一般の立場から意見を述べることのできる者
事務局員 藤田 賢 専門職 -

倫理委員会議事録一覧

臨床研究に関する情報公開

当院では、今後の医療の発展のため、数多くの臨床研究に取り組んでいます。倫理審査委員会で承認された臨床研究について、研究ごとに情報を公開しています。