小 児 ア レ ル ギ ー ( 専門外来 )
▼ 診 療 内 容
- ● 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン
● アトピー性皮膚炎診療ガイドライン ● 食物アレルギー診療ガイドライン
● 食物経口負荷試験ガイドライン...などに準じて行っています。
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気管支喘息管理 、食物アレルギー診断・治療 、
アトピー性皮膚炎治療などをおこなっております。
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診療においてはかかりつけの先生からのご紹介
(診療情報提供)を基本として行っておりますので、
受診希望の際は、
まずはかかりつけ医の先生とご相談されることをお勧めいたします。
▼ 主なアレルギー疾患
アレルギーについて |
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- アレルギーはすべての人に起こるわけではありません。
何らかの刺激を受けて、もともと反応しなくても良いものに反応してしまい、
症状が出てしまうことがアレルギーです。
どこの臓器に起こるかで病名が変わっていきます。
アレルギー患者さんは反応する物質 (アレルゲン)と過剰に接することも
アレルギーの重症度を増加させる原因となりますので、
アレルゲンを少なくするための環境の調整が重要です。
- また、アレルギーマーチという概念も知られており、
一つのアレルギー疾患を有すると他のタイプのアレルギー疾患にも罹患しやすくなることが知られています。
早期に症状を抑制していくことがアレルギー疾患の治療・管理として重要ですので、
症状がひどくなる前に受診されるようにしてください。
気管支喘息
治療については『小児気管支喘息治療・管理ガイドライン』に準じて行っていきます。 |
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- 治療目標は、ガイドラインと同様、お薬を使わずとも1日を通して発作による症状が毎日ないこと、
またスポーツなども他の子どもと遜色がなく行えること、検査上の異常がないことなどとし、
それに向けて環境整備や定期的なお薬の使用を行っていきます。
- 気管支喘息治療において環境整備はとても重要です。
原因物質との接触を極力避けて行けるよう、自宅などの環境を伺った上で環境整備の方針を決定していきます。
環境整備と平行して、空気の通り道で起こっている気管支喘息の炎症を取るために、
定期的なお薬を使い、体質改善を図ります。
目標を達成するまでは気管支喘息発作が起こることもありますが、
発作時の対応を行いながら、気管支喘息の発作がより起こらない体質への改善を目指していきます。
- 乳幼児期に起こるゼイゼイ、ヒューヒューなどの喘鳴は気管支喘息の可能性もありますが、
感染症に伴って起こるものもあります。かかりつけの先生に診察してもらった上で、気管支喘息が疑われ、
初期治療を行っても改善がない場合は当科での診療が必要となる場合があります。
小さい頃からゼイゼイ、ヒューヒューする状況があっても、
感染症をもらいやすい保育所などに行っている場合は感染症が関わっていることもありますので、
かかりつけの先生としっかりお話しすることが大切です。
アトピー性皮膚炎
治療については『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン』に準じて行っていきます。
- ガイドライン上の基本治療は
①原因・悪化因子の検索と対策 ②皮膚機能異常の補正 (スキンケア) ③薬物療法
の3本の柱からなっています。
- 漢方治療についてはガイドライン上、基本的治療以外の付加的治療の項目に入っており、
私自身も漢方薬に精通はしていないため、漢方治療をご希望の方のご期待には添えないことがあります。
- ここ最近、アトピー背皮膚炎の治療に際し、保湿の重要性が言われるようになってきました。
保湿をすることで種々のアレルギー疾患の発症や重症化の予防などにもつながる可能性があるため、
当科にて治療を行う場合は先ほどの②番の治療の柱となるため、積極的に行っていきます。
- また、食物が関与するアトピー性皮膚炎もありますが、
効果的なスキンケアを行うことで速やかに改善する例も多く認められることから、
まずはスキンケアを行っていただくこともあります。
食物アレルギー
診療については『食物アレルギー診療ガイドライン / 食物経口負荷試験ガイドライン』
等に準じて行っていきます。
- 近年、食物アレルギー患者の割合は増加の一途を辿っています。
食物アレルギーは分類がいくつかに分かれ、軽症のものから命を脅かす重症のものまで含まれます。
- 食物アレルギーの治療に関しては、
正しい原因アレルゲンの診断に基づいた必要最小限の除去が求められており、
その必要最小限を達成できるよう、本人の状況や検査結果などを元に、治療方針を決定していきます。
- その中で、食物経口負荷試験は方針決定の上で現在とても重要な位置を占め、
適切に行っていくことで、本人の食べることが可能な食品やその量の判定に役立つ検査です。
当科においては施設上、1泊2日の入院による食物経口負荷試験を行っております。
入院中には負荷試験のみでなく、当院管理栄養士による栄養指導や食物アレルギー症状出現時の薬剤についての
薬剤師による薬剤指導も空き時間を使って行っていきます。
- 食物アレルギー症状が強く出現する患者さんについては自己注射薬のエピペンRも処方可能です。
診察時に必要性の有無を判定し、必要な児に関しては処方させていただきます。
▼ 医療従事者の方々へ
- 平素より大変お世話になっております。
- 現時点では小児アレルギー外来の予約数が上限を超過しており、
予約がメインの当診療に関し、継続加療の方が予約にも関わらずお待ちいただいている現状がございます。
新患のご紹介に関しては、紹介患者さんのご家族の方からで構いませんので、
しばらくお待ちいただいても可能な症例に関しては当科来院前にご一報いただけますと幸いです。
- 急な診療を要する場合は、専門外来で対応できない状況の場合、一旦一般外来での対応をお願いし、
その後当専門外来での診察となることもございますのでご了承ください。
(新患患者さんについては、今後の的確な治療及び指導のため、今までの皮膚疾患歴、アレルギー歴、
摂食状況、現在までの治療経緯など詳細の問診が必要となり、
その後、検査・初回指導など含めますと私が直接接している時間が30~1時間は通常有しているため、
なかなか対応が難しくなってきております。
小児アレルギー専門外来日に対応できない場合はご家族と調整の上、別の曜日にて対応させていただいております。)
- アレルギー検査については当科での専門スタッフや機器類の関係上、行えない検査も多数ございます。
現時点で可能なレベルとしては、気管支喘息管理 (学童以上に対しては簡易式スパイロメトリも使用可能です)、
食物アレルギー診断・治療 (エピペン処方含む)、アトピー性皮膚炎治療です。重症例に関してはご相談ください。
- 食物アレルギーについて、食物経口負荷試験の施行にあたり、
当科では今まで外来負荷試験を施行してまいりましたが、重症例の増加など、
アレルギー外来中でのアナフィラキシー出現時の安全性がマンパワー的に保てませんので、
入院負荷試験に切り替えさせていただきます。
入院負荷をご希望の患者さんや、アナフィラキシー既往を有する食物アレルギー患者さん、
複数項目の食物アレルギーを有する患者さんなどについては入院負荷試験の施行は可能です。
1週間以上前までの入院予約が必要なため、ご希望の際はお早めにご紹介いただけますと幸いです。
- 施行日は水曜午前 (9時入院)からの1泊2日としており、
入院中に当院管理栄養士による栄養指導 (1人当たり30分程度)および薬剤師による指導も行います。
- 当科にて不可能な検査は気道過敏性試験、
運動誘発喘息や食物依存性運動誘発アナフィラキシーに対しての運動誘発試験、
24hr-pHモニタリングなどです。検査の必要性があれば高度専門機関へのご紹介と
させていただいておりますのでご了承ください。
尚、適応症例に限らず治療方針の決めがたい症例などのご相談に関しましても
患者さんおよびそのご家族への説明も含め対応させていただきます。
- 以上、様々のご迷惑をお掛けいたしますが、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
▼ 診 療 体 制( 外 来 )
外来診療担当医 |
時間 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
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(診療) |
(初診) |
小児科医師(小児アレルギー) 森 さ よ |
午前 |
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午後 |
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