国立病院機構 小倉医療センター
精  神  科

精  神  科

▼ 専 門 疾 患 領 域

    身体の治療中によく起こる精神症状として、不安、抑うつ、せん妄などがあります。

    そうした精神症状がうまくコントロールされないと、大切な身体の治療もうまくいきません。

    また、もともと精神疾患の持病のある患者さんが身体の病気にかかることもあります。

    当科ではそうした患者さんたちが、精神症状によって身体の治療を妨げられずに、 安全で適切な医療をうけられるよう、他診療科、多職種と連携して診療にあたるこ とを専門とし、日々の診療に取り組んでいます。

    緩和ケアチームには精神科医師1名、臨床心理士1名が、栄養サポートチームには精神科医師1名が参加しています

▼ 専 門 医 認 定 施 設

日本精神神経学会専門医制度研修施設
日本総合病院精神医学会専門医制度特定研修施設
日本総合病院精神医学会電気けいれん療法研修施設

▼ 外 来 診 療

    平成29年4月より、精神科外来は完全予約制となりました。

    初診の予約電話受付時間は、平日(月~金)午前9時~午後14時30分となっています。

    外来には年間およそ800名の患者さんが新たに受診されています。北九州市内のみならず、京築、筑豊、福岡方面や山口県、 大分県など他県からの受診も多くあります。ストレスによる心身の不調を抱えた方、 気分障害、統合失調症、不安症、認知症など、さまざまな患者さんが来院されています。

    一般精神科外来と、ものわすれ外来に分かれていますが、ものわすれ外来では、認知症の早期から正確な診断を行い、適切な治療、 ケアにつなげることを目指しています。認知症に伴う心理行動症状(興奮、妄想、不安、うつ、徘徊など)の相談治療も行っています。
    問診、認知機能検査(MMSE)に加えて、ものわすれを起こす他の病気が隠れていないか確認するために脳画像検査や血液検査も行います。 必要に応じて、より詳細な心理検査や、脳血流シンチグラフィも施行しています。

    なお治療の継続性を保つためにも他の精神科、心療内科で治療中の場合、必ずかかりつけの先生からの診療情報提供書をお願い申し上げます。

▼ 入 院 診 療

    50床の精神科病棟(開放ゾーン24床、閉鎖ゾーン26床)を有しています。

    総合病院の特色を生かし、政策医療である精神疾患を持つ患者さんの身体合併症治療を中心に行っています。

    重症の精神障害の方を対象に、麻酔科専門医によるしっかりした全身管理の元で、修正電気けいれん療法にも力を入れて取り組んでいます。

    2017年3月には、日本総合病院精神医学会より電気けいれん療法研修施設認定を受けました。
    安全で効果的な電気けいれん療法を実施していくために、学会と協力してデーターの集積を行っています。
    個人情報等には十分配慮した上で、毎年、学会に定められた内容の報告を行っています。
      日本総合病院精神医学会では、電気けいれん療法研修施設における実施状況を調査する目的で、
      他施設共同研究を行っています。
      詳細につきましては、こちらをご覧下さい


    短期間の休養、薬剤調整、環境調整のために入院される患者さんも多くいらっしゃいます。
    当科は急性期病院であるため長期にわたる療養を要する場合、他の病院に転院のご紹介させていただくことがあります。

▼ 医 師 紹 介

    
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